マイクロスポット溶接加工
マイクロスポット溶接とは
マイクロスポット溶接とは、微細部品・溶接したい2片の金属の上下を電極で挟み込み、接触部を加圧しながら大電流を流すことで電気抵抗により材料が局部的に発熱し、溶融して接合される溶接工法で、抵抗溶接ではポピュラーな工法です。汎用スポット溶接機ではなく、マイクロスポット溶接機を用いることで薄い材料でも歪みを抑えた溶接が可能です。
マイクロスポット溶接の特徴
長所
①通常のスポット溶接加工より薄い材料の溶接加工が可能。
②通常のスポット溶接加工より歪みを抑えた加工が可能。
③機械的作業のウェイトが大きいため、作業者の熟練度をほとんど必要としない。
④溶接時間が短いため、比較的安価に加工が可能。
⑤溶接条件を決めてしまえば機械的作業になるため不良が出にくい。
短所
①汎用スポット溶接機より出力が低いため加工できる材料の幅が狭い。
②母材ごとに対し、溶接条件を細かく設定する必要がある。(電極形状、加圧力、電流値、通電時間など)
③接合状態を外観から判断することが難しく、判断基準を設けるには熟練度が必要。
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マイクロスポット溶接技術
AV機器部品、携帯電話・スマートフォン部品、抵抗体、電極、リード線、熱電対等の部品製作において、製品の軽量化、小型化が進むにつれ、コンパクトな部品製作に対し 高精度、微細化が求められ、アッセンブリ品の接合にも品質はもちろん精密な要素を 求められます。「こだま」では 抵抗溶接、ティグ(アルゴン)溶接に注力してきた結果、 部品の位置決めを行う治具・治具電極を作業効率の高いものに対応し、高品質な精密溶接に対応しております。
薄板(例:SUS材t0.03~)部品の接合、微細部品の接合は、材料負荷、位置決めを考慮すると、難易度が高い接合エリアになりますが、「こだま」ではAV機器部品、携帯電話・スマートフォン部品、抵抗体、電極、リード線、熱電対等の部品製作を始め、マイクロスポット溶接加工、マイクロアーク溶接を駆使して様々なアッセンブリ品、加工数千種類を手がけてまいりました。
精密溶接の要素となる溶接条件の設定、部品位置決めの治工具製作をもとに、板厚違いのヒートバランスの大きな部品接合や、バイパス接合、非鉄金属の接合など高品質を第一に製品製作にマイクロスポット溶接・マイクロアーク溶接を中心に反映致しております。
「こだま」は、受託加工及び、試作・テストから、機械設備の購入支援まで、トータルサポートを行っています。
詳しくは、こちらから
「こだま」が、ご提供できること
1)マイクロスポット溶接の受託加工(溶接テスト・試作・量産)
研磨・電解研磨レス:無産化スポット溶接
2)各種溶接の受託加工
3)冶具電極の設計・製作
4)部品接合の構想段階からのご相談(接合の方向付け)
5)部品の製作からの一貫対応(試作・量産)
(部品によって、製作対応不可な場合もあります)
6)試験、溶接条件販売、スポット溶接機の選択・販売支援
7)秘密保持契約
8)全国対応