抵抗ロウ付け
抵抗ロウ付けとは
抵抗ロウ付けとは、接合させたい母材間に、銀ロウのプレート等の溶加材を挟んで、抵抗溶接機の電極間にセットして、加圧した電極より金属母材へ大電流を流すことにより電気抵抗によるジュール熱を発生させ
局部的に発熱・溶融させ、ロウ材を溶かして、母材どうしを接合させる接合工法です。
抵抗ロウ付け原理図 |
抵抗ロウ付けサンプル |
抵抗ロウ付けの目的
抵抗ロウ付けは、主に電気通電性を必要する母材通しの接合に使用します。
通電性の高い材質として、銅、銅合金などが一般的に使用されていますが、銅、銅合金は母材は、ティグ(アルゴン)溶接でも可能ですが、溶接方法が限られてしまい、通電性を重視する場合、母材接合部分を最大にしたいので、母材より通電性が高く、融点の低い溶加材で、母材間を接合します。
ヒュージング(抵抗ロウ付けの前処理)
電子・電気機器部品を外部の電源等に繋げる場合、導線となる、リード線・リッツ線・マグネットワイヤ等を電子・電気機器部品の端子等に接合しなければなりませんが、導線となる先端は銅線がばらけているため、良好な接合が出来ません。そこで、良好な接合を確保するために、導線の先端を一体化する目的で、ヒュージングを行います。
ヒュージングとは、抵抗溶接機を使用して電気抵抗熱を発生させ加圧を行い、熱カシメを行う工法です。ヒュージングの利点としては、被覆線(リッツ線、マグネットワイヤ等)の絶縁被覆を、加熱しながら加圧をすることで剥がすと同時に溶着することができます。カシメる工程も入るので、導線先端を平らに成形を行い、端子部との抵抗ロウ付けが可能になります。
ヒュージング原理図 |
ヒュージングサンプル |
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