バット溶接加工
バット溶接(アプセット溶接)とは
バット溶接とは、金属端面同士を付き合わせて溶接する抵抗溶接の一種です。
2部品を電極にセットして機械作動により端面同士が密着し、加圧を行い通電(大電流)させることで(アプセット溶接)電気抵抗により端面間に発熱が生じ溶接が行われます。端面同士を押し付けて(バッティング)溶接するのでバット溶接と呼ばれています。
バット溶接の溶接結果で、上記画像の溶接部に見られるように膨らみが生じるのが特徴ですが、用途により膨らみを避けたい場合には、下部図のように溶接部端面にC面処理を行ってから、バット溶接することで膨らみを抑えることが可能です。
※溶接強度は低下します。
バット溶接(アプセット溶接)「こだま」の技術
お客様のご要望(付き合わせ、突きたて、異形状)に対し、弊社では治具・電極を駆使してさまざまなバット溶接(アプセット溶接)を実践してきました。バット溶接の原理は至ってシンプルで、溶接条件としては使用機種により安定した条件が得られます。
同径の線材を溶接するのにはスタンダードな仕様で行えますが、突きたて、異形となると、 製品に合わせた治具・電極が必要となり、製作する上で高品質な溶接条件を満たすためには高度な経験・知識を要します。
よって高度な経験・知識があれば溶接テスト、少量溶接時の簡易治具・電極への対応が可能となり、治具・電極製作にかかる費用も大幅に軽減されることになります。
冶具電極製作技術
抵抗溶接の一種であるバット溶接に必要となるのが電極です。「こだま」では、さまざまな製品におけるバット溶接に携わると同時に、電極の製作技術も蓄積してきました。簡易電極・量産電極等、加工内容に応じて対応します。
![]() Tバット溶接特殊電極 |
![]() 突き立て用バット溶接特殊電極 |
冶具電極の製作技術は、こちらから
「こだま」が、ご提供できること
◆バット溶接の、受託加工(部品支給)
◆部品製作から、バット溶接、表面処理までの一環製作
(表面処理は、対応できない場合もあります)
◆簡易治具電極・量産治具電極の製作(こだま社内用)
◆バット溶接の、溶接条件出しから機械選択・販売代行
※加工・製作事例は、こちらから。