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電気部品・電子部品に通電を行う場合、それらに端子部を設けて、リード線や接点等と接続しなければなりませんが、カシメ等では、締め緩みが生じショートの原因となるため、一般的に電気伝導率も考慮して溶接で接合されています。溶接方法としては、スポット溶接が一般的で、被溶接材によっては、アーク溶接、レーザー溶接を用いられる場合があります。
スポット溶接とは、溶接したい2片の被溶接材(製品部品)を上下から電極で挟み込み接触部を電極で加圧します。
加圧した電極より金属母材へ溶接電流を流すことにより、電気抵抗によるジュール熱を発生させ局部的に発熱・溶融させ接合される溶接工法です。
![]() スポット溶接の構造図 |
![]() 電子部品端子とリード線の、スポット溶接 |
![]() スポット溶接の構造図 |
![]() 電子部品と端子の、スポット溶接 |
リン青銅端子のスポット溶接 |
端子3枚重ねスポット溶接 |
真鍮端子と銀接点のスポット溶接 |
アークスポット溶接とはアルゴン(Ar)ガスや、ヘリウムガスなどの不活性ガスをシールドガスとしてトーチノズル内に流し、融点の高いタングステン電極と母材との間にアークを発生させ、そのアーク熱により不活性ガスと酸素を燃焼させ、溶接しようとする部品の一点にアークを集中させて溶接を行う工法です。
![]() アークスポット溶接の構造図 |
ランプ端子と銅線の、アークスポット溶接 |
![]() アークスポット溶接の構造図 |
銅端子(錫メッキ)と銅コイル材の、 アークスポット溶接 |
レーザー溶接とは、光源をレーザー素子にあて、誘導放出現象を起こし強力なレーザー光化を行い、集光して金属に照射し、金属を局部的に溶かし固めて接合する方法です。
![]() レーザースポット溶接の構造図 |
![]() SUS304端子のレーザースポット溶接 |
電池には、マンガン電池やアルカリ電池などの乾電池や、コイン型やボタン型等がありますが、それらの電池に連結を行う為や、機械的な電極部に装着するために、タブ端子の溶接を行います。溶接方法としては、一般的にはスポット溶接が主流で、大量生産用として自動機装備でレーザー溶接が行われています。
![]() 電池スポット溶接の構造図 |
乾電池とタブ端子のスポット溶接 |
![]() 組電池スポット溶接の構造図 |
タブ端子で乾電池の連結をスポット溶接を行ったもの |
![]() 電池スポット溶接の構造図 |
ボタン電池とタブ端子のスポット溶接 |
![]() 電池スポット溶接の構造図 |
コイン電池とタブ端子のスポット溶接 |
![]() レーザースポット溶接の構造図 |
![]() コイン電池とタブ端子のレーザー溶接 |
タブ端子は、仕様に合わせて形状・材質・板厚は様々です。材質は一般的に、ニッケル板が主流ですが、スポット溶接時、電極に引っ付きやすいなどの要因から、りん青銅や、鉄のニッケル鍍金材を使用したりしています。
ニッケル端子 |
![]() りん青銅端子 |
鉄のニッケルメッキ端子 |
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