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組電池とは、同じ種類の複数の単電池(一次・二次電池)をタブやバスバーで接続して、一つのバッテリー化したものを「組電池」、「電池パック」、「バッテリーパック」もしくは「パック 電池」と称します。「こだま」では、「組電池」と称して、1個製作からご対応しています。組電池は円筒形・角型(ガム型)の同形電池セルを複数接合し、ご要望により、サーミスターや温度ヒューズを接合し、コネクター付ハーネスもASSY致します。同様にリチウム一次電池(二酸化マンガンリチウム:CR)の組電池にも対応しています。
※社内製作なので、迅速・直接打ち合わせ、単納期が可能です。
※リチュムイオン電池・ニッカド電池・ニッケル水素電池・乾電池・コイン形リチウム電池 etc
(電池の仕様は様々ですので、製作できない組電池もあります。確認の為まずはお問い合わせください)
t0.005~の薄板・微細・精密金属加工技術で、タブ・接点・端子・ブスバーの改良で、
組電池(バッテリーパック)、コンパクト収納のご提案
「こだま」がご提供できること |
「こだま」の特徴 |
1)組電池の製作(電池支給) | ●ニーズに応じたカスタマイズが可能。 |
2)各種タブ、バスバーの製作 | ●多様な電池サイズや形状に対応可能。 |
3)電池ご支給での、タブ溶接 | ●多くの実績があり、業界内での信頼性が高い。 |
4)リード線の溶接 | ●長年(創業50余年)の経験とノウハウが豊富。 |
5)組電池用冶具電極の設計・製作(こだま社内用) | |
6)試験、溶接条件販売、スポット溶接機の選択・販売支援 | |
7)全国対応 |
1)電池の種類
2)仕様書等(図面があれば送付ください)
3)製作数
※仕様についてのご相談、ブスバー製作等のご相談はできるだけ具体的にしてご連絡ください。
上記内容ご記入の上、「お問い合わせ」ホームからご連絡いただければお見積りいたします。
※その他組電池の製作事例は、こちらから
※電池タブ付け詳細は、こちらから
※その他電池タブ溶接の事例は、こちらから
大容量の電池には電極部がアルミ製の場合があります。
アルミの電極でもスポット溶接にてタブ取り付けは可能です。
![]() アルミ端子へのタブ |
![]() 大型の電池 |
また、出力の大きい電池の場合、大型のバスバーの取り付けが必要となります。その場合ではタブ端子では抵抗値が高すぎるため、バスバーを取り付ける必要があります。アルミバスバーを溶接する場合には、スポット溶接では対応できないためレーザー溶接にて対応いたします。
![]() 3mm厚のアルミバスバー溶接例 |
![]() アルミバスバー溶接前 |
タブ付け後の電池はそれぞれのサイズに合わせたケースで梱包を行うので
安全な発送が可能です。
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ヤマト運輸 荷物サイズ対応参考表
上記表のサイズまでであれば、比較的安価で納品 |
上記表のサイズまでであれば、比較的安価で納品時の発送が可能です。また、上記表のサイズよりも大きい場合でも対応可能ですので、御問合せください。
電池(二次電池)の種類 |
主な用途 |
ニッケル水素電池 |
通信機器・コードレス電話・トランシーバ・情報装置 照明灯リモコン工具液晶テレビ・デジカメラ シェーバ・マッサージ機器・・電動工具・電動自転車 |
リチウムイオン電池 | 車イス・昇降機・電動工具・電動アシスト自転車・電気自動車・携帯電話 |
ニッカド電池 | ノートパソコン・ビデオカメラ・デジタルカメラ・ シェーバー |
※一般に、くりかえし充放電が可能なものを二次電池(蓄電池)、使い切りのものは一次電池と呼ばれています。二次電池以外にもアルカリ電池、マンガン電池等の一次電池の組電池製作も可能です。
ニッカド電池は、アルカリ乾電池と互換性があり、電池を頻繁に交換して使用することができ、最大500回程度の充電に耐えられ、安定した放電が連続放電可能ですが、放置しているだけでも、
電池が減ってしまうことや、有害物質(カドミウム)が含まれていることもあって、使用率は下がっています。
ニッケル水素電池は、エネルギー密度が高く、ニカド電池に比べて、倍以上の容量を保持でき、有害物質(カドミウム)を含まないということから、ニカド電池からの置き換えが進みましたが、ニカド電池と同じくアルカリ乾電池と互換性があり、同じ大きさで、ニカド電池に比べて約2倍の電力を持っていますがニカド電池同様、放電による容量低下が生じます。それでも、乾電池サイズの充電池にニッケル水素が使われ続ける理由は、製造コストです。リチウムイオン電池に使われるリチウムは希レアメタルですので、製造コストがかかりますが、ニッケル水素電池はリチウムにくわえてニッケルやコバルトなどの素材を組み合わせて電極を製造するため、ニッケル水素電池と比べ安価に製造できます。
リチウムイオン電池は、ニッケル水素電池を越えるエネルギー密度を持ち、500回以上の充放電に耐えることができるというのが特徴で、ニカド電池やニッケル水素電池と比べ、放電による容量低下が少ないなどの特徴がありますが、容量以上に充電する過充電や、過放電によって、発火・爆発といった危険性があり、市販されているリチウムイオン電池には安全回路が付けられ、安全な状態を確認してから発電するようになっています。現在では、さらに進化していて、形がある程度自由になるリチウムポリマー電池が登場しています。これがさらに進化すると、極小サイズになる可能性も秘めています。
組電池は,必要とする電圧,電流,容量となるよう に,単電池を複数積層して構成されますので、充電・放電を繰り返すうちに各単電池の容量の均一 性が崩れていきます。そして、単電池の残容量にバラツキのある状態で放電すると,残容量の最も少ない単電池が最初に空になってしまい,組電池全体の放電ができなくなってしまいます。使用中の残容量のバラツキを軽減させるためには、組電池に使用する電池は、特製のそろった電池を選別することが重要です。一つ性能の低い電池が混じっていれば、その電池がバッテリー全体の限界を決定してしまいます。特に外国製の電池は、日本製に比べて、購入時の電圧のバラツキが数十倍と大きく、充電しても寿命はかなり短かくなってしまうようです。また、日本製であっても生産後かなり日数の経過しているものは、性能が劣っているとされていますので、ご注意ください。
組電池(バッテリーパック)製作における、電池のタブ・バスバーの溶接方法としては、2種類。
プロジェクション溶接と、スポット溶接となりますが、製作数の多い組電池ではプロジェクション溶接。
製作数の少ない組電池の製作においては、スポット溶接となります。
これは、初期費用(金型・治工具)における、組電池(バッテリーパック)製作のトータルコストを考慮しての選択です。
※電池は熱を加えると容量が大きく減りますので一瞬しか熱の加わらない抵抗溶接(スポット溶接・プロジェクション溶接)が理想です。
また、ハンダ付けでタブ・バスバーを接合すると、長時間熱が加わるため容量が減るだけではなく、発火や爆発などの恐れもあり、メーカーで禁止されています。
プロジュエクション溶接 |
スポット溶接 |
1)規格品(材質はニッケルのみ)
タブ端子の材質は、一般的にニッケルが使用されています。厚みと幅は規格として下記表のサイズが有り、長さはラフな精度になります。長さ精度が必要な場合は、機械加工による切り出しになります。
厚み(mm) | 幅3.2mm | 幅6.4mm |
0.08 | 〇 | 〇 |
0.1 | 〇 | |
0.15 | 〇 | 〇 |
0.25 | 〇 |
![]() 厚み0.15mm幅6.4mmのタブ端子の溶接事例 |
2)特注製作
タブ端子の材質はニッケル板が主流ですが、さまざまな仕様に合わせて適切な材質の選択と寸法カットを行っています。
材質は、鉄(SPCC)のメッキ処理、りん青銅、洋白等があります。
タブ・端子オーダー製作では、組電池・電池タブ付けの形式によって様々な、形状・板厚または、
メッキ処理まで対応いたします。材料はニッケル板が主流になっていますが、
こだまでは、鉄(SPCC)のニッケルメッキ処理、りん青銅、洋白などをご推奨しております。
これも、社内製作ゆえのフレキシブルなご対応となります。
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組電池用タブ (鉄→ニッケルメッキ) |
上記ののようなタブ・端子の指定が無い場合には、弊社在庫のニッケルタブを用いることで
安価に組電池が製作可能です。 ただし、在庫のニッケルタブは電池用に幅をカットしたロール材で
長さ方向のカットは手加工となります。ですので多少の歪みや長さのバラツキが出る可能性があります。
電池を接続するためのハーネス製作も可能です。
ハーネスを溶接した製品
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一般的に、組電池(バッテリーパック)からのリード線の接合、そして、そのリード線の先端に,
接点・端子が接合される場合があります。市販の接点・端子を使用せず、
独自の形状が必要になった場合、量産という観点からは、金型を製作し対応していますが、
少量製作の場合,金型の初期費用がかけられない場合があります。
「こだま」では、板金部品の金型レス・簡易製作技術を活かし、1個からの製作対応も行っています。
「こだま」の金型レス加工技術は、こちらから
また、「組電池(バッテリーパック)の収納スペースを少しでもコンパクトにしたい」
接点・端子製作・ブスバー製作技術で、連結用ブスバーの一体成形薄板化を始め、タブとのスポット溶接、
抵抗ロウ付け接合などにも対応いたしておりますので、お気軽にご相談ください。
金型レスによる、接点の製作事例
電池接点の簡易金型製作 |
![]() 電池接点 |
電池接点(真鍮材→ニッケルメッキ) |
電池端子(真鍮材→ニッケルメッキ) |
電池接点(ベリリューム銅) |
電池接点(真鍮材→金メッキ) |
接点・端子、組電池へのリード線溶接(スポット溶接)
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※その他リード線の溶接の事例は、こちらから
組電池(バッテリーパック)製作に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください!!
※関連する事例は現在ございません。
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