| ご依頼数量 | 1個からの受託溶接（テストピース及び、予備品は必要です） |
|---|
電子ビーム溶接とは、真空中で放出した電子を高い電圧で加速させ、
コイルとレンズで収束させたビームを部材に衝突させることで、超高温を発生させて溶接する溶接方法です。
真空での突合せ溶接（共付け）になります。
 |
【特徴（メリット）】 ・溶接幅が狭く、深い溶け込みで溶接可能（レーザ溶接、プラズマ溶接よりも 深い溶 接が可能） ・気体分子との衝突によるエネルギー損失を防止出来るので、レーザ溶接より 効率がよい ・入熱範囲が狭いため、歪みを抑えた溶接が可能 ・薄板の溶接が可能 ・高融点金属である、タングステンやモリブデンの溶接も可能 ・真空中での溶接のため、酸化・窒化の心配が無く、活性金属の溶接にも適している ・銅とステンレスなど難易度の高い異種金属の溶接が可能・ ・気密性の高い溶接、重ね溶接が可能 【特徴（デメリット）】 ・溶接開始準備（真空状態）・終了時（大気への開放）に時間を要するので、 量産ラインには適さない ・真空状態を確保するためのチャンバサイズ内に、被溶接材を挿入・固定を しなければならないので、被溶接材のサイズに制限がある ・磁性材料はビームに影響（曲がる）を及ぼすため溶接不可 （脱磁後でも影響がでることもある） |
センサー、ダイヤフラム部品、航空、宇宙部品、真空チャンバー、圧力タンク等の大型構造物、
水冷ジャケットなどの冷却部品等
| Al | 〇 | ||||||||||||||||||
| Au | 〇 | － | |||||||||||||||||
| Co | 〇 | － | 〇 | ||||||||||||||||
| Cr | 〇 | － | 〇 | 〇 | |||||||||||||||
| Cu | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||||||
| Fe | － | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||||||||
| Mg | － | 〇 | － | － | － | － | 〇 | ||||||||||||
| Mn | 〇 | － | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | － | |||||||||||
| Mo | 〇 | － | 〇 | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||
| Ni | 〇 | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | － | 〇 | ― | |||||||||
| Pb | 〇 | 〇 | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | － | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||
| Pt | 〇 | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | － | ― | 〇 | 〇 | ― | |||||||
| Re | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | － | 〇 | 〇 | ― | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
| Sn | 〇 | 〇 | － | － | 〇 | 〇 | － | － | － | 〇 | ― | 〇 | ― | 〇 | |||||
| Ta | － | － | 〇 | － | － | 〇 | － | 〇 | － | 〇 | ― | 〇 | ― | ー | ー | ||||
| Ti | 〇 | － | － | － | 〇 | － | － | 〇 | － | 〇 | ― | ― | ― | ー | ー | 〇 | |||
| V | 〇 | － | 〇 | － | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ― | 〇 | ― | 〇 | ー | 〇 | ー | ー | 〇 | ||
| W | 〇 | － | 〇 | － | 〇 | 〇 | － | 〇 | － | 〇 | ― | 〇 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| Ag | Al | Au | Co | Cr | Cu | Fe | Mg | Mn | Mo | Ni | Pb | Pt | Re | Sn | Ta | Ti | V | W |
| Ag：銀 | Cr：クロム | Mn：マンガン | Pt：プラチナ | Ti：チタン |
| Al：アルミニュウム | Cu：銅 | Mo：モリブデン | Re：レニウム | V：パナジウム |
| Au：金 | Fe：鉄 | Ni：ニッケル | Sn：錫 | W：タングステン |
| C：:コバルト | Mg：マグネシウム | Pb：鉛 | Ta：タンタル |
【不向きな材料】
・高融点材料であるモリブデン、ジルコニウム、タンタル合金の溶接
・亜鉛など成分中に蒸気圧の高い金属を多量に含む、真鍮や洋白など
・材料中にガスを多く含む鋳鉄やタフピッチ銅など
・溶接時に脆い金属化合物が出来る組合せ（アルミと鉄鋼、チタンと鉄鋼など
【溶接時の注意点】
・材料は十分な脱脂や異物の除去が必要です。
・溶接部は出来るだけ密着させる必要があります。
※異種金属溶接工法の種類は、こちらから
ステンレス電子ビーム溶接事例 |
上記ステンレス、銅どちらの事例も水路を塞ぐための蓋を取り付ける加工に
電子ビームを用いています。電子ビームは深く溶け込ますことが出来るため
流体経路を安全に塞ぐことが可能です。
 重ね溶接 |
 突合せ溶接 |
 へりの溶接 |
 深底内側からの溶接 |
１）秘密保持契約
２）各種溶接の受託加工
３）冶具電極の設計・製作
４）部品接合の構想段階からのご相談（接合の方向付け）
５）部品の製作からの一貫対応（試作・量産）
（部品によって、製作対応不可な場合もあります）
６）試験、溶接条件販売、スポット溶接機の選択・販売支援
７）全国対応
| ヤマト運輸 荷物サイズ対応参考表 | ||
| サイズ | 合計寸法 | 重さ |
| 60サイズ | 60cm以内 | 2kgまで |
| 80サイズ | 80cm以内 | 5kgまで |
| 100サイズ | 100cm以内 | 10kgまで |
| 120サイズ | 120cm以内 | 15kgまで |
| 140サイズ | 140cm以内 | 20kgまで |
| 160サイズ | 160cm以内 | 25kgまで |
| 180サイズ | 180cm以内 | 30kgまで |
| 200サイズ | 200cm以内 | 30kgまで |
上記表のサイズまでであれば、比較的安価で納品時の発送が可能です。
また、上記表のサイズよりも大きい場合でも対応可能ですので、御問合せください。
お問い合わせは、下記フォームからどうぞ！
担当者がご回答致します。