材質 | プラチナt0.8、チタン |
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ご依頼数量 | 30個 |
プラチナとチタンのスポット溶接は、高い難易度を伴うプロセスです。それぞれの材料が持つ異なる物理的および化学的特性が、その難易度を高めています。以下に、プラチナとチタンのスポット溶接に関するポイントをまとめます。
●高い融点: プラチナの融点は約1768°Cと非常に高いです。
●化学的安定性: プラチナは酸化しにくく、化学的に非常に安定しています。
●良好な電気および熱伝導性: プラチナは優れた電気および熱伝導性を持っています。
●酸化しやすい: チタンは高温で酸化しやすい性質があります。
●強い耐腐食性: チタンは酸や塩水などに対して強い耐腐食性を持っています。
●軽量かつ高強度: チタンは軽くて強い金属であり、航空宇宙や医療分野で広く使用されています。
●融点の差: プラチナとチタンの融点は大きく異なります。プラチナの融点は1768°Cですが、チタンの融点は1668°Cです。この差は溶接プロセスにおいて均一な加熱と冷却を難しくします。
●酸化の制御: チタンは高温で容易に酸化するため、溶接中に酸素を排除する必要があります。これには保護ガス(例えばアルゴン)の使用が一般的です。
●異なる熱膨張係数: プラチナとチタンの熱膨張係数が異なるため、冷却時の応力が発生しやすく、クラックの原因となります。
●適切な溶接条件の設定: 電流、電圧、加圧時間などの溶接条件を最適化することが重要です。
●保護ガスの使用: チタンの酸化を防ぐために、アルゴンやヘリウムなどの不活性ガスを使用することが推奨されます。
(今回の溶接事例では、不活性ガスはしようしていません)
プラチナとチタンのスポット溶接は、高温耐性と耐腐食性を必要とする特殊な用途において、例えば化学プロセス装置や高耐久性の電気接点などで使用されることがあります。これらの要素を考慮することで、プラチナとチタンのスポット溶接は成功する可能性が高まりますが、実験と調整が不可欠です。また、専門的な知識と高度な設備が求められます。
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