スポット溶接・精密溶接専門のこだま製作所の「事例紹介」です。

「電子ビーム溶接」

電子ビーム溶接

電子ビーム溶接とは、真空中で放出した電子を高い電圧で加速させ、
コイルとレンズで収束させビームを部材に衝突させ、超高温を発生させ溶接する溶接方法です。
真空での突合せ溶接(共付け)になります。

DSC_0876755.png 【特徴】
・溶接幅が狭く、深い溶け込みで溶接可能
・入熱範囲が狭いため、歪みを抑えた溶接が可能
・薄板の溶接が可能
・高融点金属である、タングステンやモリブデンの溶接も可能
・真空中での溶接のため、酸化・窒化の心配が無く、活性金属の溶接にも適している。
・銅+ステンレスなど難易度の高い異種金属の溶接が可能
【不向きな材料】
・亜鉛など成分中に蒸気圧の高い金属を多量に含む、真鍮や洋白など
・材料中にガスを多く含む鋳鉄やタフピッチ銅など
・溶接時に脆い金属化合物が出来る組合せ(アルミと鉄鋼、チタンと鉄鋼など)


【溶接時の注意点】
・材料は十分な脱脂や異物の除去が必要です。
・溶接部は隙間なく出来るだけ密着させる必要があります。(母材の精度が必要)
・他の溶接方法とは異なり真空引きや大気開放、NC制御などが必要となり他の溶接方法よりコストが掛かります。

溶接事例

IMG_20200905_130717.jpg無酸化銅の特殊冷却路の電子ビーム溶接 IMG_20200905_131346.jpg溶接部拡大写真

上記銅製品のような冷却路は通常ロウ付けやTIG溶接で接合しますが、こちらの製品は蓋部品が薄くロウ付けでは強度が出ず、TIG溶接では歪が出てしまい溶接出来ないため電子ビーム溶接での接合となりました。

ステンレス精密溶接 (4).JPGテンレス電子ビーム溶接サンプル 2016-04-16 14.59.41.jpg異種金属電子ビーム溶接サンプル

上記のように多様な形状に対応可能です。
また、材質もタングステン・モリブデン・タンタルなど多様な材質に対応。異種金属の接合にも利用可能です。


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